ペンデュラム(PENDULUM)は詐欺案件?
ペンデュラム(PENDULUM)という案件は無料モニターというワードを使い、参加者を募るスマホアプリを使ったFX商材です。
無料モニターの期間は14日間のようですが期間終了後も安定的に毎日1万円手に入れる事が出来るようです。この情報の真偽を確かめるために、販売ページをチェックしていくと衝撃の事実が…
商材を販売する上で肝心な「特商法」の記載が無いのです(汗)FX商材に限らず情報商材を販売する業者は高額な料金を提示して中身の無い商材を売りつける悪徳業者から、料金だけ取ってトンズラをかますような詐欺業者などが蔓延っています。
そんな購入者を守る唯一の防御策ともいうべき消費者庁が定める「特商法」の記載がされていないという事は、ペンデュラム(PENDULUM)も「詐欺の危険性がある」と判断して厳しい目でチェックしていかなければなりません。
発起人「石田進ノ助」とは何者?
ペンデュラム(PENDULUM)を主幸するのは「石田進ノ助」という人物。ネット検索で「石田進ノ助」と調べても「石田進ノ助のペンデュラム(PENDULUM)は詐欺?」といったようなペンデュラム(PENDULUM)の危険性を示唆するアフィリエイターによる検証記事が見つかるばかり。
全くの無名な人物といっても過言ではなく、ますます怪しい案件である疑いが強くなります。
ペンデュラム(PENDULUM)に登録してみた
先着100名限定で無料にて毎日1万円が貰えるという事なので、早速メールアドレスを登録して、無料モニター募集に参加してみる事にしました。
ペンデュラム(PENDULUM)から届いたメールを確認すると、全3部に分けた動画が届きます。動画をチェックしてみると、今回のペンデュラム(PENDULUM)発起人である「石田進ノ助」が登場。
動画の内容は数々のネットビジネスで被害を受けたという佐々木という男性とネットビジネス初心者の上村という女性が実際にペンデュラム(PENDULUM)を使用して稼げるかどうか検証するというもの。この手の茶番劇は悪徳商材でよく見かけますね。
動画見ていて感じたのですが、この2人明らかにぎこちない…
ペンデュラム(PENDULUM)が用意したセリフをそのまま喋らされているだけのただの演者にしか見えませんでした。ペンデュラム(PENDULUM)側がお金を払って起用しただけだと簡単に推察出来る動画内容となっています。
また、動画内で「石田進ノ助」がペンデュラム(PENDULUM)を使用して稼いでいる証拠というのがスマホのトレード履歴のみ。
こんなスマホの取引画面なんていくらでも改ざん可能ですし、こんなんで信じろって方が無理な話です。さらに、2回目に送られてきた動画には発起人「石田進ノ助」の口から衝撃の事実が暴露されていました。
なんと、ペンデュラム(PENDULUM)の当選者数は「10名ぽっきり」だったのです。
あれ?販売ページには100名限定と銘打って無料モニターを募集してませんでしたっけ。(苦笑)
100名から10名にした理由は100名だと会社の赤字が膨れ上がってしまうからだそうです…
なんじゃそりゃ、それなら最初から10名無料モニター募集にしとけよ!という当然のツッコミも入れたくなりますが、100名無料にした方が、参加者が集まるのでこのような「意図的な嘘」をついたのでしょうね。大ぼら吹きもいいところです。
また「石田進ノ助」は続けてふざけた事を言ってお得感を出し、閲覧者の購買意欲を煽ります。
その内容は、ペンデュラム(PENDULUM)応募者の中から抽選で100名限定で「選抜会員」になるチャンスがあるというもの。
「選抜会員」に当選すると、通常販売料金12万8000円のところが、84%オフ
の1万9800で購入出来るとのこと。
12万8000円の84%オフだと2万480円になるのですが…(笑)
動画内では83%オフと言っていますし、一体いくらで販売したいのか理解が出来ません。
販売料金の記載まで間違えているようじゃ話になりませんね。
そもそも無料モニターに応募しているはずがいつの間にか有料の「選抜会員」にすり替わっている始末。
当然ながら私はこの「選抜会員」に当選しました。
「選抜会員」になると受けられるサービスをまとめます。
・ペンデュラム(PENDULUM)永久使用権利
・カスタマーサポートセンター1ヶ月ご利用権利
・選抜会員専用サポートLINE@
・個別直接コンサルティング
販売会社「合同会社ギムレー」
販売会社は「合同会社ギムレー」という会社。
ペンデュラム(PENDULUM)販売ページには代表者の記載はされていません。
悪徳業者が頻繁に使用する「合同会社」という点も気になります。国税庁の登録番号を調べたところ2018年に更新されている事が分かります。
ペンデュラム(PENDULUM)が販売されたのも2018年なので、この案件のために設立された簡易的な会社なのかもしれません。また会社所在地である東京都新宿区若葉町一丁目12番地4 カーサ四谷106号室を調べたところ下記の物件がヒットします。
築34年のこのマンションの家賃相場は6.5~7.3万円の格安物件である事が判明しました。
総評
ペンデュラム(PENDULUM)を検証した結果以下の不安要素が浮き彫りになりました。
・本当の狙いは「選抜会員」に誘導する事
・発起人「石田進ノ助」は正体不明
・特商法の記載が無い
・販売会社の実態不明
そもそもペンデュラム(PENDULUM)が謳った「無料モニター」に当選して人は果たしていたのでしょうか?100名限定募集と豪語したにも関わらず、詳しく検証していくと実は10名限定だったというふざけた内容に憤りを覚えます。計画的にこの悪行を仕組んでいるのは明白なので、無料モニターなど存在しないのではないかと睨んでいます。
特商法の記載が無いようでは、金融関連商品を取り扱う販売会社としてあり得ません。そのため「危険商材」と判定します。